NTTドコモは26日、第3世代移動通信W-CDMA方式の更なる発展に向け、屋外でのSuper 3Gシステムの実証実験を今年2月末より開始し、下り最大約250Mbpsのパケット信号伝送に成功した事を発表した。
Super 3Gは、W-CDMAの拡張技術を進化させた標準規格で、データ通信速度の高速化、接続遅延の短縮や周波数利用効率の向上など、性能向上を目的としたシステムである。W-CDMAの標準化団体3GPP4 にて、Long Term Evolution(LTE)5 と称して、標準化作業が進められ、既に主要な標準仕様が承認されている。
同社の今回の実験は、実際の無線環境での性能把握およびシステムの更なる最適化を目指して、ドコモが本年2月末より横須賀地区にて屋外伝送実験を開始したものである。
同社によると、実験方法は、基地局送信および移動局受信にそれぞれ最大4本のアンテナを用いた下りMIMO伝送を使用。MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)とは同一時刻、同一周波数を用いて、複数のアンテナから異なる信号を送受信する技術である。また、周波数帯域幅は標準仕様規定上最大の20MHz帯域幅を使用した。
実験の結果、屋外における、実際の無線環境においても最大約250Mbpsのパケット信号伝送を達成したという。
同実験システムは、LTEの標準仕様に準拠したものであり、その詳細を米国・ラスベガスにて今年4月1日から開催される「CTIA Wireless 2008」において紹介するという。
同社は今後、システムの更なる最適化やハンドオーバーなどの主要機能の確認など、実用化に向けた検証を進め、来年のSuper 3G商用システム開発完了を目指すという。
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